縮毛矯正と言えば「くせ毛をまっすぐにする」ものですね
多くの人はやったことがないというか必要がないメニューですが、くせ毛に悩む方にとっては必要不可欠なメニューです
当店でも比率は多くはありませんが、メニュー化していないと困る人もいますので施術しております（近頃ではやらないサロンもふえました）
もちろん一定以上のこだわりとテクニックを駆使しています。
縮毛矯正とは？
ストレートパーマと矯正の区別がついていない人がいたり、各サロンが勝手に名前をつけたりして非常に曖昧になってきていますので、まずは矯正とはどういうものか？について説明しておきます
基本的には、
・薬剤を塗る
・アイロンをする
この2つの工程があるものは縮毛矯正です
ストレートパーマは薬をつけるだけなのでたいしてクセは伸びません。パーマを落とす時くらいしかやらないものです
クセをなんとかしたいのであれば基本的にストレートパーマは選択肢にはなりません。
髪質改善などでクセがおさまると歌っているモノもありますが、あれはトリートメントに偽装した縮毛矯正だったりします
非常に弱いパワーなので矯正した感じがないだけで、原理的には薬を塗ってアイロンしていますから矯正と同じことです
繰り返すとダメージしますし、矯正特有の真っ直ぐ感が強くなってハネたり四角くなってきます
「髪質改善を続けているのに髪の状態がどんどん悪くなってきたんです！」といって当店に来る方が多い時期などもあったものです
（もちろんすべての髪質改善的なモノがこうなるというわけではありません。そういうモノもあるということです）
縮毛矯正というものは基本的に「矯正しないとどうしようもないクセ毛」にのみ行うメニューです
多少のハネやうねり、広がりでやる人もいたりしますが、オススメはしません
根本が生えてきた時に地毛と矯正した部分が馴染まずまとまりが悪くなりますし、矯正するとショートカットやボブにすることができなくなることがほとんどです
矯正が必要な髪質はロング以外できないと思っていいですし、矯正しなくていいレベルのクセならスタイリングをがんばるかボブやショートまで切ってしまう方が良いことがほとんどです
「矯正をするべきかどうか？」悩むレベルであればほとんどの場合、やる必要はないレベルのクセです
当店では矯正は初回の予約でお取りできませんが、その理由は「矯正がいらないのにやろうとする人が多い」からです
当店では髪質的に必要な人にしか矯正はいたしません。ムダな矯正は悩みをふやしたり悪化させるだけなのです
もちろん、やるべきかどうかのジャッジもしっかり行いますので自分ではわからない方はぜひ聞いてみてください。
ダメージやカッパのようにまっすぐになってしまう問題
ダメージに関する質問はよく聞かれますが、こちらもカラーと同じく気にすることはありません
当然ですがダメージが極力感じないようにやりますし、そもそも矯正しないとどうしようもないわけですからしないという選択肢もないわけです
矯正で髪が痛んだとか、チリチリになったなどはよく聞きますし、実際に直してほしいと来店する方も多いです（チリチリになったら切るまで直りません）
よくある「まっすぐになってカッパみたいになった」というのも矯正のパワーが強すぎるのが原因です。
当店では、
・伸びてきた根本部分にのみしか矯正しない
・既存メーカーの薬剤はパワーが強すぎるため、独自ルートで仕入れた特別な薬剤を数種類ブレンドして使用
・私独自のアイロンテクニック
など、様々なテクニックや知識を使って施術します
もちろん誰にでも、どのサロンでも出来る事ではありません。日々勉強と研究をして技術を磨いてきた結果です
さらに当店は1人営業ですのでデリケートな矯正の技術を最初から最後まで1人で施術しています。
矯正は4ヶ月に一度の頻度がオススメ
矯正は3～4ヶ月の周期でやるのがオススメです。これは施術の都合上でもそうですし、3～4ヶ月でクセが気になってくるというのもあります
4ヶ月以上あけるのはオススメしません。クセがきれいに伸びにくくなってしまいますし、根本のクセが出てきて扱いも悪くなるからです
たまに「梅雨時期だけ矯正する」という方がいますがこれはやってはいけません
矯正しても湿気には負けますし、理由が梅雨だから程度であれば矯正するほどのクセではないことがほとんどです
矯正は一度やってしまうと切り落とすまで二度ともとに戻りません
根本の新しい毛が伸びれば伸びるほどハネて収集がつかなくなりますので「梅雨時期だけ矯正する」というのは絶対にやってはいけないことの１つです
矯正は「矯正し続けないとどうしようもない髪質」の場合にのみ、やるべきメニューです。安易にやるものではありません。