美容室といえばカラーはもはや定番なメニューですね
カラーをやっていない美容室なんて1000円カットのようなカット専門店くらいでしょう。カラーというのはそれほどに当たり前になりました
当店でもカットの次に需要のあるメニューになります。もちろんそれなりの「こだわり」をもってメニュー化しております。
カラーと一言でいいましても実はいろんなモノやテクニックがあります
おしゃれ染め、白髪染め、ヘナ、マニキュア、ブリーチ、ハイライトローライト、ピンクやシルバーなどの奇抜なカラーなどなど・・・カラーと言ってもこれらそれぞれは全く違うものです
美容師、美容室ならどんなカラーもやっている、できると思う方もいるかもしれませんが、実はそんなことはありません
理由は様々ですが、美容師、美容室それぞれの理由で取り入れていないカラーやテクニックなどはもちろんあります
むしろ、すべてのカラーがしっかりした技術でできる美容室のというのはかなり少ないのが実際のところです
このページでは当店が行っているカラーについても合わせて説明しておきます。
当店で施術可能なカラー
当店でできるカラーは、
・ファッションカラー(いわゆるおしゃれ染め)
・グレイカラー(いわゆる白髪染め)
・ハーブカラー
の3つです。基本的にはこの3つのカラーでほとんどの方に対応できます。
ヘナ、マニキュア、ブリーチ、ハイライトローライト、ピンクやシルバーなどの奇抜なカラーはやっていません
こういったカラーはあまり需要がないのと個人的にちょっと思う所がありまして、当店ではメニュー化しておりません
もしこれらのカラーを希望する場合、申し訳ないですが当店ではできません
ヘナ、マニキュアの場合はハーブカラーで代用できることもありますので、問い合わせや来店時に聞いてみてください(染まり、仕上がりの感触はハーブカラーのほうが個人的には上だと思います)
ファッションカラー
いわゆるおしゃれ染めとよばれるものです。カラーといえばコレというくらい皆さんもよく知っているカラーです
主に白髪のない人、髪を明るく染めたい人用のカラー(暗い茶髪から明るい茶髪まで)ですね
よく気にされるのはダメージに関してですが、心配する必要はありません。近年のカラーは非常に性能もよいですし、そもそもダメージしないように提案、施術します
なんだったら黒髪より扱いやすくなるくらいです。日本人の髪はダメージがない状態だと硬すぎるので、カラーすることで良い感じのハリ感になることも多いものです
当店では施術方法、提案、薬剤の選定にこだわっていますので、ダメージやカラー剤の臭いなども気にならないと思います。
ちなみによく勘違いされていることですが、通常の染め方のファッションカラーではそんなに色味は選べません
選べないというより、地毛の色味に左右されます
例えば赤い地毛の場合、通常の染め方であればどうやっても赤みを感じる仕上がりになります
近年ではSNSで色んな髪色がアップされていますが、基本的に通常の染め方で作った色味ではありません(髪質も珍しく良いモデルさんばかり)
ブリーチしてから数回カラーを行うダブルカラー、トリプルカラーというテクニックによるカラーです。青みを感じる黒(ブルーブラックとか言われたりしてますが)などはまさにそうですね
よく勘違いしてオーダーされることもありますが、一度のカラーでは到底ならない色です
こういった特殊なテクニックで染めるカラーは当店ではメニュー化しておりません。
グレイカラー
いわゆる白髪染めですね。こちらも皆さんお馴染みかと思います
白髪を染めたい人用のカラーですね。黒髪~茶髪までの明るさで染めることができます
こちらもファッションカラーと同じくダメージを気にする必要はありません
特徴としては白髪と黒髪を違和感なくしっかり染めることができるところです(髪質次第では染まりが悪いことももちろんあります)
ヘナやマニキュアではできない自然な白髪染めができるのがグレイカラーの特徴です
ファッションカラーもそうですがグレイカラーも肌が弱いとか、カラー剤のアレルギーがある場合には施術できません
「肌が弱いけど白髪は染めたい」のでしたらヘナ、マニキュア、ハーブカラーが選択肢になってきます
当店ではハーブカラーがありますのでそちらをオススメします(ジアミンアレルギーの場合不可)
ハーブカラー
当店で扱うハーブカラーは90%が天然成分の白髪染め用カラーです
主に、
・カラー剤で痒くなったりピリピリする
・痒くはならないけど普通のカラー剤に抵抗がある
・髪が細すぎてグレイカラーでは髪が傷んでしまう
・白髪が染まれば明るくなくて構わない
などの人に適したカラーです
ヘナ、マニキュアは不自然なオレンジやレッドになってしまったり、特にヘナは特有のごわつきやキシミで手触りが悪いのですが、ハーブカラーではそういった事はありません
染まりもグレイカラーのは及びませんが、ヘナ、マニキュアよりも上です
将来的にアレルギーの発生も抑える事が出来ますので、現時点でアレルギーのない方にもオススメします。
注意点として、
天然系のカラーですのでヘナとマニキュア同様、明るく染めることはできません(基本的に地毛と同じ明るさだと思ってください)
ジアミンが入っていますのでジアミンアレルギーの場合は、ハーブカラーで染めることはできません
ヘナもメーカーによってはジアミンが入っている事が多いので、ジアミンアレルギーの場合はマニキュアがもっとも安全な選択肢だと思います。
安いカラー専門店との違い
当たり前ですが当店のカラーは安いカラー専門店とは違います
予約がいらない、価格が安い、どこでも店舗があるなどのメリットが安いカラー専門店にはありますが、仕上がり、知識量、安全性などにおいては当店のほうが圧倒的に上であると言わせていただきたい
ここでは詳しくはあえて書きませんが、なぜ安いカラー専門店が安いのか?を知りたいのでしたら、施術中に私に聞いていただければお教えします。
もう1つ付け加えると、私が施術していないカラー履歴があると「できなくなること」があります
例えば矯正などです
どんな施術をされているのかがわかりませんので、矯正する時のリスクが上がってしまうからです。場合によっては断ることもあります
これは矯正に限らず、カラー、パーマなどでも同様です。カラーの色ムラ修正などもできないことがほとんどです
髪の毛というのは見てわかるほど甘いものではありません。私達美容師はデータというものも非常に重視します。そのデータは自分で施術しないとわからないことです
他店で薬剤を使ったメニューをするというのはリスクのあることでもあるのです。
市販カラーとの違い
これはよく聞かれることなのでこの場で答えておきます
「美容室のカラーと市販品のカラーとの違いって?」とよく聞かれますが、実はそれはどうでもいいことなのです
問題はカラー剤を使うのがプロであるか素人であるか?ということです
どのカラーを使うか?何グラムカラー剤を使うか?どう塗るか?どこから塗るか?どこまで塗るか?何分時間を置くか?そもそも刷毛のテクニックは?などなど、考えることはいくらでもあります
プロではない一般の人が、自分でこういった事を考えれるわけはありませんよね
市販カラーとの違いは「プロがやるか素人がやるか」です
外科医に手術してもらうか、自分で手術するかと同じことなわけですね。クオリティに圧倒的な差が出る(もはや比べるものですらありませんが)のは当然のことです。
ブリーチ、ハイライトなどの特殊カラー
当店ではブリーチ、ハイライト・ローライト、ダブルカラー、ピンクやシルバーなどの奇抜なカラー、黒染めを明るくしたりなどはできません
こういったテクニックは特殊テクニックになり、ちゃんとした技術を持つ美容師は多くありません
テキトーに入ったり探した美容室でこれらのカラーをオーダーして大失敗!なんてよくあることですから気をつけてほしい所です
ちなみに当店でやってない理由ですが、経営的な理由と特殊カラーをやりたいと思わないからです。