簡単な乾かし方とコテの巻き方について
髪型というのはカットやパーマで原型を作り、セットで形にするものです
ですのでセットをしなければそれなり、髪質次第では全然違うヘアスタイルになったりもするんですね
と、いいましてもやはり自分でセットするのは難しいと思います
当店では比較的簡単なセットで形の決まるヘアスタイルを
その人に合わせて提案し作る事を心がけていますが、やはりノーセットでは少し厳しい事もあります
基本的には乾かしただけで形が決まるのが理想ですが、
クセ毛や生えグセ、ダメージが激しかったりすると髪がブワっと広がってまとまらない。
そんなときにちょっとブローやコテでセットができるといいですよね
このページでは簡単にセットの方法を書いておきますので、
よければ一度試してみてください
乾かし方とコテの使い方を書いていきます
細かい部分は文字では伝えれませんが参考にはなるかと思います
髪がハネないドライヤーの当て方
まずはセットの基本、ドライヤーの当て方からいきます
ブローではないですよ。お風呂上りにする乾かすだけのドライヤーの当て方です
毛先がはねる、前髪が割れる、トップがペタンコになる
これらがよく悩みにあがることが多いのですがドライヤーの当て方で直っちゃうこともあります
正しくドライヤーを当てるだけで結構まとまるんですね
「それは美容師だからでしょ」と思いますよね?
でも僕は乾かす時、ぶっちゃけてしまうとあまり何も考えてません
適当です
ルールを守れば適当でもある程度までなら綺麗になっちゃうんですね
そのルールは何か・・・
前からドライヤーを当てない
これだけです
慣れるまではちょっと難しいかもしれませんがぜひやってみてください。
下を向いて乾かせば楽ですよ
以下説明を書いていきます
理屈で理解してないと難しく感じますからね。
毛先がハネるのはなぜ?
実際に画像でドライヤーの当て方を説明していこうと思うのですが、
その前にハネる原因を理解しておきましょう
まずなぜ毛先がハネるのか?なのですが
一番よく聞くのが「髪にクセがあるから」という答え
これって実はそんなに大きな原因にならないんですね
朝起きてハネてる毛先をぬらして乾かしたのにまだハネる
縮毛矯正をしたのに右だけハネる
そんな経験ないですか?
毛先のクセが原因なら濡らしたり矯正したりすれば取れるはずですね
なのに取れない
それは毛先のクセが一番の原因じゃないからなんです
実際の原因なのですが
・毛根の向き
なのです
よく「カットでハネなくしてください」と言われるのですが
これって無理なんですね(カットがちゃんと切られているのは前提です)
カットという技術は毛先の動きをコントロールする事はできるのですが、
根元の動きはコントロールできません(多少弱めることは可能ですが)
カットで毛先をいくら整えても根元や中間に強いクセなどがあれば、
当然毛先は思うように動いてはくれません
なのでちゃんとセットしないといけないんですね
毛の流れに逆らってはいけません
毛根の向きで髪がハネるのなら、それを整えればハネにくくなります
ここで毛根の向きがどうなっているか解説します
つむじを中心にほとんどの日本人が右回りになっています
右回りなので左側の髪は根本が立ち上がり、
右側は地肌にくっつくように生えています
根本にくっつくように生えていると毛先がハネるんです
なので右側の髪がハネやすいんです
ハネる場所=そこだけ他の毛と生え方が違うということです
では乾かしてみましょう
ウィッグを使って実際に乾かしてみます
今回使うウィッグはこちら
パーマでわざと日本人にありがちなクセをつけています
寝起きってこんなかんじですよね?
では左右で乾かし方を変えて乾かしていきます
ウィッグの右側がちゃんと後ろからドライヤーを当てて乾かした方です
左側は前からドライヤーを当てました
右はキレイに丸みがでておさまっていますが、
左はかなりハネていますね
乾かすときの風の当て方が違うだけです
乾かす時に顔に風を当てるように乾かすとこんな風にハネてしまいます
必ず少し下を向き、後ろから風を当てるように乾かしましょう
8回で巻き終わるコテの簡単な使い方
なれれば10分ほどでできる巻き方です。
最近は雑誌などにも巻き方が載っていますが、
あれは美容師でも自分やるのは難しいです
手が届かないからです
色んなやり方がありますが、
自分でやる場合は手が届かないので巻き方は決まってきます
コテの大きさは30~33ミリ程度で温度は140度程度をお勧めします
180度ぐらいあるほうがカールはつくのですが
しょっちゅう巻いていると痛んできます
しかも熱で痛むので通常の痛みより厄介です
(パーマがあたりにくい、カラーの色が濁るなどがおきやすくなります)
巻く時は別にワックスなどをつけて巻く必要はありません
(巻いたあとはつけたほうがキレイです)
つけたほうが巻きやすいならつけてもいいですし、
自由にして下さい
ミストタイプのものをつかいたい場合は、
つけたあとはかならず一度乾かしてから巻いてください
ぬれたまま巻くとめちゃくちゃ痛みます
チリチリになることもありますので絶対にしないで下さい
では巻いてみましょう
ではこのウィッグを使って巻いていきます
まずはブロック分けを理解しましょう
実際に分ける必要はないですが、
頭のなかで4つのブロックがあるのを覚えておいて下さい
左右の耳から前と
後ろを真ん中で2つにわけます。
ぜんぶで4つのブロックになりますね
どこから巻いてもいいですが、前から巻いていきます
まずはななめ前ぐらいに毛束を引っ張ります
そのまま全部一気に巻いてしまいます
巻いたら上下半分にします
半分にした上を巻きます
次は後ろです。巻き方は変わりません
同じように全部前にひっぱってきて一気に巻いてしまいます
後ろは長さが足りず、
こぼれる毛もありますがそれは後で巻き直せばいいです
さっきと同じように半分にします
同じように巻いて終わり
これで半分が終わりました
あとは同じことをすればいいだけです
合計8回ですね
こんな感じになります
せっかくなので左はロールブラシ型のアイロンで巻いてみます
やり方は同じです
ロールブラシアイロンだとこうなります
コテよりかは弱いですが髪質次第ではそれなりにカールします
ウィッグの左側はコテ、右はロールブラシアイロンです
ミディアムやロングならコテがオススメです
カールがちゃんとつきますからね
ショートやボブならロールブラシアイロンをオススメします
短いとコテはヤケドが怖いですが
ロールブラシアイロンならヤケドの心配がないです
ショート場合はこんな感じです毛先に動きをつける感じですね
ロールブラシアイロンを使っています